PESの映写室@Blogger

2007/01/14

ブラックバーン 0 - 2 アーセナル

「アーセナルの強みはカウンターにある」と断言したのは誰だったかな…
昨年クリスマスの同一カードで大敗した監督マーク・ヒューズの弁だったと記憶してるけど自信無し。でもそれはただの負け惜しみではなく、支配率70%のガナーズよりも支配率45%のガナーズの方が怖い気がする。
少々のシュートチャンスを無視してでも、敵陣深くの猫の額のような狭いスペースでパスを回し倒すのは面白いっちゃ面白いけど、そういう試合ではセットプレーやカウンター1発に沈んだりと脇の甘さも目立つ。窮鼠に噛まれまくり。逆に去年堅守速攻を武器にCLで躍進したように、ポゼッションを放棄してカウンターに徹した時の方が結果は出るんだよなあ。

それを誰よりもわかってるだろうベンゲルさんもパスサッカーをやめない。名古屋にいた頃から意外な子供っぽさというか、頑固なところがあったんですよね。
モウリーニョがプレミアに来なければ、彼とサッカーの質を巡って論争でもしなければ、今頃ショートカウンターを武器に優勝争いをしてたんじゃないかと想像するのは私だけでしょうか。

キックオフ前。ローバーズの選手がヒールやフェイントを織り交ぜたトリッキーなパスを楽しそうに回す。無骨に見える白人選手でも、やっぱお洒落なプレーは好きなんだ。そういえばペデルセンも(出てないけど)ベントリーも、プレミアのイメージとはちょっと違う。もしホームのローバーズがパスサッカーで主導権を握る事があれば、アーセナルのもう一つの凶悪な顔…アンリ、ファンペルシーらによるカウンター…が見られるかと、ちょっとワクワク。

試合開始直後、ボールの収まらない落ち着かない展開ながらもホームのローバーズ優勢。
少しずつゲームが落ち着いてくると、アーセナルがボールを保持し始める。どうせまた攻めあぐねてカウンターでドボンじゃねーの、とネガティブな事を考えてると13分、サベージ(スペルはSAVAGE、名は体を表すとはこの人の事w)と揉めたジルベルトが退場し、アーセナルは残り80分を10人で戦わなければならなくなる。

結果として、1人少なくなったアーセナルは攻めてくる相手にセットプレーとカウンターの2点で勝ってしまいます。終了間際には意気消沈した相手をあざ笑うかのようなパス回しも見せての完勝。退場者が出たからこその勝利、とまでは言わないけれど2点目のカウンターは恐ろしい。スペースさえあればディフェンダーが何人いようと、たった2人でフィニッシュまで持っていく技術とスピード。やっぱり引いてカウンターやった方がいいんじゃないの、という思いを強くしたゲームでした。